東海大学総合科学技術研究所の林義正教授は24日、フォルクスワーゲンの『ポロ1.2TSI』の発表会で、パネルディスカッションに参加し、2011年のルマン24時間耐久レースにハイブリッド車(HV)で参戦する考えを示した。
同大学は、林教授の指揮の下、独自開発したマシン「TOP03」で2008年のルマンに参戦。結果は17時間38分(186周目)で駆動系のトラブルによってリタイアした。そのリベンジを来年果たそうと、現在、レース用のHVをベンチャー企業と開発しているそうだ。
林教授はルマンに参加する意義について、「夢を持って挑戦して、その結果に感動する。これを学生にも味わってもらいたい。そして、レーシングカーをつくるためには、どのような基礎的なテクノロジーが必要なのか学んでもらいたいと思った」と説明する。
来年のルマンの前に、まず2010年秋に行われるルマン・アジアシリーズに参戦する予定だ。