フォルクスワーゲンは13日、オーストリア・ライフニッツで開幕した「Wortherseeツアー2010」において、『ゴルフGTI』のカスタマイズコンセプト、『ゴルフ GTIエクセシブ』を公開した。Wortherseeツアーは1982年に開始され、今年で29回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲン&アウディのファン感謝イベントだ。今年は12 - 15日の4日間に渡って開催される。フォルクスワーゲンが披露したゴルフ GTIエクセシブは、GTIの優れたデザインをアピールすると同時に、将来の方向性を示唆したコンセプトカー。そのデザインには、モータースポーツのイメージが反映されている。現行GTIをベースに、ボディカラーは鮮烈な赤、「ファイアースパークメタリック」で塗装。フロントリップスポイラー、サイドスカート、リアのディフューザーは、ハイグロスピアノブラック仕上げとなる。このサイドスカートにつながるように、フェンダーが拡幅されており、全幅は60mmワイド化された。もちろん、追加パーツはエアロダイナミクスを徹底追求したデザイン。ブレーキも前370mm、後ろ310mmの大容量タイプに強化された。19インチのアルミホイールは、F1の技術を応用したBBSの「CHブラックエディション」だ。タイヤは235/35ZR19サイズ。車高も低められ、タイヤハウスにほとんど隙間のない迫力のルックスを生み出した。ドアミラーカバーも専用設計。大型のルーフスポイラーには、横一面にLEDブレーキライトが組み込まれる。リアのディフューザーには、ブレーキを踏むとファイアーレッドに光るアイデアが導入された。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」は、最大出力214ps、最大トルク29.2kgmを発生。チタン製エグゾーストによって、パワーは3.7ps、トルクは0.6kgm向上した。0 - 100km/h加速は7秒以下、最高速は240km/h、欧州複合モード燃費は13.7km/リットルだ。インテリアは、赤と黒のナッパレザーを使ったヘッドレスト一体スポーツシート、ブラッシュアルミトリム、グロスブラック仕上げのベンチレーションなどが特徴。フロアマットはファイアーレッドでコーディネートされている。ゴルフ GTIエクセシブは、現時点ではコンセプトカー。だが、フォルクスワーゲンは「純正アクセサリーとして、市販予定」と語っている。
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