アウディオブアメリカは3日、4月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は9319台で、前年同月比は32.9%の大幅増。6か月連続の前年実績超えで、月販記録としては2006年12月の1万1897台に次ぐ、過去2番目の台数だ。
主力モデルは『A4』シリーズで、3177台をセールス。ただし、前年同月比は9.1%減と後退した。好調なのはSUVの『Q5』で、60.2%増の1942台を販売。『A5』シリーズも『A5カブリオレ』が牽引し、171.5%増と大きく伸びて月販最多記録となる1846台をセールスした。『A6』シリーズも105.2%増の796台を売り上げた。
また、エントリーモデルの『A3』シリーズは、前年同月比144%増の593台を販売。このうち、58.7%をクリーンディーゼルのTDI搭載車が占める。大型SUVの『Q7』は、前年同月比5.4%減の636台。こちらもTDI搭載車の比率が、全体の36.2%と高い。
アウディの今年1‐4月の米国新車セールスは、前年同期比34.3%増の3万0634台。アウディオブアメリカのヨハン・ダ・ネイスン社長は、「今年4か月で3回、月販最多記録を更新できたのは、アウディの存在感と洗練さを兼ね備えたスタイル、革新的な技術などによる」と自信を見せている。