2000社以上の出展者を集めるなど、世界最大級のエクスポジションとなった北京モーターショー。トヨタ、ホンダなどと合弁生産を展開する広州汽車集団では、独自ブランドのアッパーミドルクラスの4ドアセダン『TRUMPCHE(伝祺)』の市販予定モデルが初公開された。販売開始までまもなくだという。全長4900×全幅1820×全高1480mm、ホイールベース2800mmというディメンションから、トヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』などの顧客を狙ったクルマであることがわかる。パワートレインは2リットル直4直噴ガソリンエンジン+5速ATの組み合わせ。エンジンスペックは最高出力163馬力以上、最大トルク20.4kgm以上で、チャイナ4レベル(おおむねEURO4に相当する)の排ガス規制をクリアするという。デザインはオリジナリティに乏しく、合弁相手であるトヨタ、ホンダそれぞれのデザインエレメントを拝借してきたような格好だが、ボディの仕上げはハイブリッドSUVのコンセプトカー『X-POWER』と同様、非常に美しいレベル。エンジンや変速機の仕様から、ライバルより3割ほど安い価格で売られると推測される。中国の国内市場では中間所得層の支持をかなり集めるかもしれない。
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