フォードモーターは14日、米国向けフォード各車に設定する車載テレマティクス、「マイフォードタッチ」に「エコルート」機能を追加した。
マイフォードタッチは、今年1月に発表。マイクロソフトと共同開発した最新の車載カーテレマティクスだ。従来の「SYNC」を発展させたもので、さまざまな機能を備える。
今回、発表されたエコルートは、マイフォードタッチのナビゲーションシステムに加わった新機能。目的地を設定する際に、「最速」「最短」「エコルート」の3メニューが用意され、エコルートを選ぶと、最も燃費が良くなるルートを案内してくれる。
ルートを決める基準は、最新の交通情報に、過去の渋滞データを加味したもの。ゴー&ストップが少なく、可能な限り一定の速度で走行できるルートを選択する。フォードによると、エコルートに従って走行した場合、最大で15%の燃費改善効果が確認できたという。
日本では、ホンダの純正カーナビ向け情報サービス、「インターナビ・プレミアムクラブ」(2003年にサービス開始)において、2008年に自動車メーカーとしては世界初の「省燃費ルート」案内サービスを導入。この分野では、日本メーカーが先行している。