【VW ポロ 試乗】大人の女性を思わせるバランス…まるも亜希子

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しばらく会っていない女友達と再会したら、別人のように強く美しい大人の女性になっていた。

そんな衝撃に似たようなものを、初対面の新型『ポロ』に感じたのは私だけだろうか。ボディサイズは大きくはなったが、それほど肥大化しておらず、シンプルなラインが逆にセクシーで美しい。ヘッドライトには、アイラインのようにシルバープレートが埋め込まれていて、印象的だ。

インテリアも同じくシンプルだが、センターパネルがわずかにドライバー側を向いていたり、シートの中央にはフォンジーという立体加工のクッションがあったりと、大人の気遣いがあって嬉しい。かと思えば、運転席・助手席どちらにもシートアンダー収納があるなど、家庭的な一面があったりする。強さ一辺倒でもないし、お色気一辺倒でもなく、このバランスが大人の女性を思わせるのだろう。

そして、街中を走ってみても、「小さいクルマだから、この程度で」というような妥協とか、切り捨てとか、そうしたものが一切ないと実感できる。そこがフォルクスワーゲンの信頼の源であり、ポロというクルマの幸せなのだと思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

まるも亜希子|カーライフジャーナリスト
大学在学中に声優デビュー、卒業後は自動車専門誌で編集者を務める。2003年、カーライフ・ジャーナリストとして独立し、雑誌、ウェブ、ラジオ、CS、イベントへの出演等を軸に活動中。2004年、2005年には、サハラ砂漠2500kmを走破する女性だけのラリーに挑戦し、日本人チームとして初めて完走。現在、ニッポン放送『DRIVE with ECO&DREAM』レギュラー出演中。

《まるも亜希子》

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