京都のベンチャー企業であるナノオプトニクス・エナジーは29日、鳥取県米子市の日本たばこ米子工場跡地をEV工場として再生するとして、鳥取県と米子市との協定に調印した。
米子コンベンションセンターでの協定調印式に参加したのは、藤原洋ナノオプトニクス・エナジー社長、野坂康夫米子市長、平井伸治鳥取県知事の3名。
調印にあたって藤原社長は、「EVを生産するだけでなく、現在進みつつある環境エネルギー産業による第四次産業革命を鳥取県発の世界へ推進するセンターとして、このJT工場跡地を活用したい」と語った。
また平井鳥取県知事、野坂米子市長とも、融資や補助などの経済的なバックアップ、そして県内の産業との橋渡しを約束し、「エネルギー革命に対して座して待つわけにはいかない。地方もチャレンジする」と決意を語った。
同社は当初1000万円以上の高性能EVスポーツカーの生産と、2015年までに約1000億円の売り上げを目指すとともに、EVのプロトタイプを上海万博の鳥取県ブースで発表する予定としている。