アナログ・デバイセズは、三菱自動車の電気自動車『i-MiEV』に搭載するリチウムイオン電池パワーシステムに、デジタル・アイソレータ「ADuM1402W」、「ADuM1201W」が採用されたと発表した。
電気自動車のリチウムイオン電池には、高電圧がかかるリチウムイオンバッテリシステム部とフロントパネル部の間に、絶縁バリアが必要となるが、ここに同社のデジタル・アイソレータが採用された。これはチップスケール・トランスを用いた同社独自の絶縁技術で一般的な絶縁ソリューションのフォトカプラに比べて小型で、高速処理が可能で、比較できる信号データレートでフォトカプラの10分の1という低消費電力であることが特長。
電気自動車は、航続距離を確保するため、個々の部材も消費電力をできるだけ低減し、長寿命が求められるが、同社のデジタル・アイソレータはこれらの点で評価され、採用されたと、している。パッケージは、小型のRoHS対応SOIC。