米国でスバルが人気上昇---販売競争激化で?

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スバルは顧客の愛着心が高いブランドへと成長しているという。「米国消費者の間では、安全性のレベルやエコノミー性、そして売却時の価格などから、特に高等教育を受けた層に評判が良いと」いう。『USA TODAY』紙11日電子版が伝えた。

「スバルは2009年の売り上げを15.4%伸ばしたが、これは全体が21%も低下していたことと合わせて、自社のシェアを2.1%へと、50%も拡大したこととなる」

記事によれば同社の成功の理由は「良い時期に時代にあった車を送り出したこと」であるとされ、『アウトバック』、『フォレスター』といった車種が08 - 09年にモデルチェンジを迎え、「新型発売は、SUVが人気を博した時期に重なった」、「同時期の米国の自動車の販売不振の影響が少なく、税制優遇の恩恵も受けられた」としている。

また記事内では中古車の市場価格調査のブルーブックのアナリスト、ベル氏のコメントを引用。「独自路線を見いだすに十分に柔軟である」と指摘。

「スバル各社の所有者の68%が4年制大学卒業でこれは他メーカーの平均55%を上回っている」という消費者向け商品調査機関のJDパワー社のデータも紹介。「スキーを乗せて出かけたい教授やエンジニア達に、実際に役立つ実用的な車として選ばれている」ということだ。

記事中ではオーナーのジョージ・グラスマン氏は「前は限られた人だけだったけど、今のスバル車は皆にアピールする」とその魅力を述べている。

筆者も実際にニューヨーク郊外のスバル販売店を訪れてみたところ、購入車種の下見に訪れたという女性は、「今年の冬は雪が多く、とても苦労しました。小型で使いやすく品質も良い4WDが欲しいと思ったのでここに来ました」とスバルを選んだ理由を述べた。

その一方で「冬が終わった今買いにきたのは、どの販売店もキャンペーンをやっているから。これも日本車のおかげね」と、購入の動機の一つにトヨタのリコールの影響で激化する販売競争による消費者側のメリットを指摘した。

《NYCOARA, Inc. 田中秀憲》

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