F1開幕戦バーレーンGP(14日決勝)でセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得し、スパークプラグのトラブルがなければ優勝の可能性も高かったレッドブル。
2009年に引き続き競争力を維持しているレッドブルだが、開幕戦を戦ったマーク・ウェーバーは予想以上にオーバーテイクが難しいことにショックを受けたと語っている。
「かなり退屈したよ。僕は48周もの間、最初はシューマッハの、その後はバトンのギアボックスを眺めながら走るしかなかった。彼らをパスする術がなかったんだ」
「もちろん全てを試してみたよ。ラインを変えてみたり、プレッシャーをかけたり、出来ること全てはやったつもり。でもどちらも優れたドライバーだけあって、ミスはしてくれなかった。あれ以上何かしてもクラッシュするしかなかっただろう。オーバーテイクがあまりに難しいことに非常にショックを受けたよ」
「誰もが同じ作戦となる1ストップのレースではより一層良くないね。他のサーキットがバーレーンよりオーバーテイクしやすいことを願うばかりだよ」と、6番手スタートから順位を2つ落とし、8位に終わったウェーバーはコメントしていた。
今季のオーバーテイク欠乏を前にすでに議論はFIA、FOMで討論され始めている。