BMWオブノースアメリカは9日、今シーズンのALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)の開幕に合わせて、レース専用車「M3 GT」のイメージビデオを、動画共有サイトで公開した。
BMWは2008年2月、シカゴモーターショーにおいてM3 GTを初公開。ALMSのGT2クラスへの参戦を目的に開発されたレーシングカーだ。
エンジンなどの基本メカニズムは、市販の『M3クーペ』がベース。4.0リットルV型8気筒エンジンには専用チューンが施され、最大出力485ps、最大トルク51kgmを引き出す。ボディパネルにはCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)が使用され、車両重量は1150kgという軽量さ。大型ウイングをはじめ、エアロダイナミクス性能も引き上げられている。
このM3 GTは昨シーズンのALMSに初投入され、第7戦のロードアメリカでは、1-2フィニッシュを達成するなど活躍。BMWは今シーズンのALMSにも、2台体制でエントリーする。
2010年のALMSは20日、「セブリング12時間」で幕を開ける。すでに準備万端を思わせるM3 GTの映像は、動画共有サイトで見ることができる。