【ジュネーブモーターショー10】マツダ プレマシー 新型…環境性能と使い勝手がアップ

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マツダ5(日本名:マツダ プレマシー)
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マツダは2日、ジュネーブモーターショーにおいて、新型『マツダ5』(日本名:『プレマシー』)を発表した。エアロダイナミクスを追求したボディに、使い勝手に優れる室内空間と環境性能の高いエンジンを採用したマツダの新世代ミニバンだ。

初代マツダ5は、2005年にデビュー。2009年末までの累計世界セールスは47万0153台に到達し、そのうち約36%に当たる16万8107台を、欧州で販売している。

新型は、マツダのコンセプトカーに導入されてきたデザイン造形、「NAGARE(流れ)」を、市販モデルに初めて応用。ボディサイドのキャラクターラインに、その特徴が見て取れる。

ダイナミックかつエレガントなフォルムは、エアロダイナミクスを徹底追求した成果で、空気抵抗係数を示すCd値は0.30を実現。フロントの5ポイントグリルは、マツダのアイデンティティで、ヘッドランプやテールランプには、力強さを表現した。好評の両側スライドドアは継承されている。

インパネやシート、ドアトリムなどにもNAGAREデザインを応用。スポーティかつ上質で機能性の高い、ドライバーオリエンテッドなコックピットとした。2列目と3列目シートには、「7シートKarakuri」機能を採用し、高いユーティリティを追求。フロントシートはシートバックを拡大し、2列目中央シートは座面前部を50mm厚くすることで、快適性を引き上げている。

インパネ最上部には、エアコン、オーディオ、トリップコンピュータなどの情報を表示するインフォメーションディスプレーをレイアウト。ステアリングホイールの専用スイッチによって携帯電話の通話を可能にする新しいBluetoothハンズフリーシステムを用意した。

ガソリンエンジンは、i-stop 付きのMZR型直噴2.0リットル直列4気筒「DISI」。最大出力は150ps/6000rpm、最大トルクは19.5kgm/4500rpmだ。6速MTはギア比を見直すとともに、新たにシフトアップインジケーターを採用して、エコドライブをサポート。i-stop の制御ロジックも進化させ、エンジン停止頻度を増やし、燃費性能を改善させた。欧州複合モード燃費は14.49km/リットル、CO2排出量は159g/km。CO2排出量は、15%の改善を成し遂げた。

新たに1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジンを導入。最大出力は115ps/6000rpm、最大トルクは16.8kgm/4000rpmだ。6 速MTとの組み合わせで、軽快な走りをもたらす。欧州複合モード燃費は13.89km/リットル、CO2排出量は168g/kmとなる。

安全面では、エネルギー吸収構造をボンネットとフロントバンパーに採用し、歩行者保護性能を向上。フロントシートは頚部障害緩和構造とし、追突の際の頸部障害の可能性を低減させた。エマージェンシーストップシグナル(ESS)は、急ブレーキの際、自動的にハザードランプを高速で点滅させ、後続車に知らせる機能だ。

新型マツダ5は欧州では今秋、販売がスタート。日本での発売も、その頃と見ていいだろう。

《森脇稔》

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