シュコダ スペルブ に新型ディーゼル搭載

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スペルブコンビ(ステーションワゴン)
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フォルクスワーゲングループで、チェコに本拠を置くシュコダは17日、『スペルブ』(SUPERB)に新ディーゼルを搭載した。さらなる環境性能の向上を狙う。

スペルブは1934‐1942年、旧チェコスロバキアで生産されていたモデル。2001年に、フォルクスワーゲン『パサート』の中国向けロングホイールベース車、『パサートLingyu』をベースに、専用フロントマスクを装着して復活した。2008年3月のジュネーブモーターショーでは、最新世代にバトンタッチ。2009年9月のフランクフルトモーターショーでは、ステーションワゴン版の『スペルブコンビ』がデビューを飾っている。

シュコダは今回、スペルブに最新コモンレール技術を応用した直噴ターボディーゼルエンジンを搭載。従来の「2.0TDI PD」を置き換える「2.0TDI CR DPF」ユニットは、最大出力140psを発生する。トランスミッションは6速MTまたはDSGだ。

このエンジンは、高圧インジェクターの採用と低圧縮比化を図ると同時に、最新のディーゼルパーティキュレートフィルターを導入。欧州複合モード燃費は18.51km/リットルと、従来よりも1.56km/リットル向上。CO2排出量も143g/kmと、12g/kmの改善を成し遂げた。排出ガス性能は、ユーロ5に適合する。

新エンジンは、サルーンとコンビの両タイプに設定。英国での価格は、1万8205ポンド(約260万円)からと、従来通りに据え置かれる。

《森脇稔》

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