フォード エクスプローラー 次期型をシカゴ工場で生産

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フォードは26日、2010年の第4四半期に生産開始される次期『エクスプローラー』の生産をシカゴ工場で行うと発表した。

全米に11あるフォードモーターの生産拠点の1つであるシカゴ工場では、現在『トーラス』とリンカーン『MKS』を生産しているが、次期エクスプローラーは両モデルと同じDプラットフォームを採用するとみられている。同工場でエクスプローラーを生産開始するにあたり、隣接するプレス工場と組立工場のインフラ整備に1.8憶ドル、開発費に2.2憶ドルと合計4憶ドルが投じられ、フレキシブルな生産ラインが構築されるとともに、新たに1200人の雇用が生ることになる。

これは、オバマ政権が推進するアドバンスド・テクノロジー・ビークル・マニュファクチャリング・インセンティブ・プログラムの一環で、プログラムにはフォード、日産、テスラ、フィスカー、テネコ等も含まれている。

エクスプローラーは1990年のデビュー以来、19年中15年の間、北米のミッドサイズSUVのベストセラーとなった人気モデル。次期モデルは、従来のボディオンフレームタイプからユニボディタイプとなり、軽量化とエコブーストエンジン、6速ATの採用により燃費が25%向上。後席には業界初となるエアバッグ内蔵のシートベルトを採用されることも話題となっている。 エクステリアは2008年のデトロイトモーターショーで発表されたコンセプトモデル『エクスプローラー・アメリカ』を継承したものになるようだ。

なお、これまでエクスプローラー等トラックベースのSUVを生産してきたケンタッキー州ルイスビル工場ではグローバルCカープラットフォームを用いた新型モデル(詳細未発表)の生産を2011年に開始する。

《ケニー中嶋》

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