川崎市と川崎アゼリア、パイオニアは、商業集積施設のアゼリアと川崎市バスを連携させた地域メディア連携実証実験を2月15日からJR川崎駅周辺で実施する。
実証実験では、デジタルサイネージ(電子看板)を活用し、市バスの車両2路線4台や地下街アゼリアの6店舗に設置した高精細テレビに、川崎市からのさまざまな情報や協力店舗の広告、販売促進情報などを表示する。
これら映像を見た利用者がどれだけ該当店舗を訪れるのかを示す店舗利用率や、店舗売上に与える効果を測定するほか、QRコードなどを利用した情報配信の実験なども行う。また、映像コンテンツの配信だけでなく、フリーペーパーなど地域情報メディアとの「クロスメディア」をにらんだ取り組みも行うという。
川崎市はデジタルサイネージへの表示コンテンツ素材や実験バス車両の提供、川崎アゼリアは商業施設内デジタルサイネージ展示店舗・スペースなどの調整、パイオニアはデジタルサイネージシステム機器を提供する。
川崎市の地域活性化を図る事業の一環として効率のよい情報発信・伝達方法を検証して、各商業施設での販売促進、売上拡大を目指す。実験は3月14日まで実施する。