古野電気が発表した3 - 11月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比73.3%減の16億8200万円と大幅減益になった。
売上高は同6.6%減の657億9500万円と減収となった。す舶用電子機器の分野では、景気低迷の影響を受け、商船市場のリプレース需要やプレジャーボート市場における需要の落ち込みが続いた。ただ、産業用電子機器の分野では、ETC車載器の高速道路料金割引制度を背景に、需要が高水準で推移した。
収益では為替差損も影響して営業利益は同75.3%減の15億6500万円だった。当期損益は繰延税金資産の取崩しを行った結果、29億円の赤字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。