韓国メーカーのキアは11日、デトロイトモーターショーでプレスカンファレンスを行った。注目はそのパフォーマンス。会場をTVスタジオに見立て、まるで通販番組を見ているかのようなエンターテイメント性を前面に押し出したイベントとなった。
カンファレンスの開始とともに登場したのは社長でも会長でもなく、現地では通販番組の名物案内人として人気のアンソニー・サリバン氏。まるで新型の掃除機やジューサーを紹介するような軽快な語り口で、新型SUV『ソレント』やセダンの『フォルテ』、レース仕様の『フォルテクーペ』に加え、先日CESで発表された車載テレマティクス「UVO」の機能を紹介した。
後半はキアのMichael Sprague副社長が登場し、クーペモデルとコンパクトSUVらしいデザイン画を紹介。これらの新型モデルを2010年中に発表することを明らかにした。
通販番組に見立てた今回のパフォーマンス、米国では価格の安さが売りのキアにとって、まさにうってつけの戦略といえるのかもしれない。