ルネサステクノロジは、二輪自動車や汎用バッテリー用エンジンの電圧レギュレータ(電圧調整器)用に、サイリスタと整流ダイオードを1素子化した逆導通サイリスタ「CRD5CM」を製品化、2月からサンプル出荷を開始した。
製品は、小型化、低コスト化の要求が強い二輪自動車に対応、中国・インド・インドネシアなど向けの需要を見込んでいる。
二輪自動車向けでは初めて逆導通サイリスタを製品化するとともに、従来のサイリスタ(1素子)搭載パッケージと同じTO-220パッケージで実現、実装面積を従来比で約50%低減する。このため、レギュレータの小型化や、実装コストの低減による低コスト化が図れる。
従来品のTO-220パッケージに搭載することで、接合・ケース間熱抵抗を2.8度/Wまで実現。加えて150度保証しているため、システムの放熱フィンの小型化が図れる。