【デトロイトモーターショー10】米国からエコスーパーカー…燃費46.7km/リットル

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米国のHP2G社は、11日に開幕するデトロイトモーターショーにおいて、スーパーカー『リベンジベルデ』(Revenge VERDE)を初公開する。

HP2G社は、米国の新興エンジニアリング会社。その名が一躍有名になったのは、昨年1月のデトロイトモーターショーだった。同社は1985年式フォード『マスタング』に、自社開発のV8「HP2gエンジン」を搭載。110MPG(約46.7km/リットル)という圧倒的な燃費性能が、来場者を驚かせた。この燃費性能は、米国EPA(環境保護局)が認定した数値だ。

このHP2gエンジンを、リベンジデザイン社が設計したボディに載せたスーパーカーが、リベンジベルデ。V8エンジンは最大出力400ps、最大トルク69kgmを発生する。エタノール85%、ガソリン15%の割合で混合したE85燃料を使用。燃費は110MPG(約46.7km/リットル)、CO2排出量は200g/km以下を実現しているという。

パワーと燃費を両立するコア技術が、V8エンジンに内蔵されたモーター。モーターとエンジンの出力を走行状況に応じて最適に制御し、15psから400psまで、細かい出力特性を実現する。また、気筒休止システムも採用されており、通常はV8バンク片側の4気筒を休止。最も負荷が少ない時には、1気筒だけで車両を動かすという。2個のバッテリーはレース用のジェルタイプで、ボディ両サイドに設置され、回生ブレーキから得たエネルギーが蓄えられる。

まさに夢のようなスーパーカー、リベンジベルデ。11日に開幕するデトロイトモーターショーでは、「グリーンゾーン」に展示されることになっている。

《森脇稔》

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