東洋紡は、住友化学との共同配送を開始する。東洋紡製フィルムの輸送をトラックから鉄道にモーダルシフトし、物流で発生するCO2排出量を削減する。
東洋紡と住友化学は調達物流と販売物流を効率良く結びつけることがCO2排出量削減につながるとの認識で一致、共同物流を開始する。
住友化学は千葉工場(千葉県)から東洋紡の敦賀事業所(福井県)へ原料樹脂を鉄道で輸送しているが、帰り便は空だった。一方、東洋紡は、敦賀事業所から川越市(埼玉県)へフィルムを輸送している。これまで敦賀事業所から川越市までのフィルム輸送は、トラックを使用していたが、共同物流では、フィルムトラック輸送の5割を住友化学の原料樹脂輸送の帰り便を利用する。
この共同輸送とモーダルシフトによって年間65tのCO2排出量を削減できるとしている。