気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年12月16日付
●COP15「京都延長」と「新議定書採択」両協議継続確認も(読売・1面)
●来年の注目語,EV、子ども手当、スカイツリー(読売・9面)
●トヨタ、今期の黒字化めざし「事業仕分け」(朝日・15面)
●年金減額「同意」65% 日航、OB対象の事前調査(朝日・15面)
●米中で新型車好調、販売計画最高水準、富士重、来年度(東京・8面)
●政府税調、環境税見送り濃厚、暫定税率の別名目化検討(東京・9面)
●旧いすゞ系部品メーカー、中国企業が買収、環境車向け共同開発(日経・3面)
●企業、円高へ修正、想定為替レート、1ドル=91円16銭(日経・5面)
●エコカー減税車、保険料3%安く、チューリッヒ(日経・7面)
●09年新車販売、ベトナム、最多11.5万台、減税効果で急増(日経・9面)
●監査役会長にGM副社長、独オペル(日経・9面)
●新車用タイヤ需要14%増、国内の来年業界団体見通し(日経・13面)
ひとくちコメント
自動車のカラーデザインを表彰する「オートカラーアウォード2010」(日本ファッション協会・流行色情報センター主催)の審査・発表会が東京・代々木の文化女子大学のキャンパス内で行われた。
その結果、日産自動車『フェアレディZロードスター』の「プレミアムディープマルーンパール(外装)/ボルドー(内装)」が「グランプリ」に輝いた。カラーアウォードは今回で12回目となるが、日産がグランプリを受賞するのは5回目。日産の卓越したデザイン力を改めて見せつけた。
また、時代の価値観観やデザイン界への影響力のある優れたカラーデザインに与える「ファツションカラー賞」には、ホンダ『アコードツアラー』の「コバルトブルー パール(外装)/プレミアムブラック(内装)」が選ばれた。このほか、若い女性の視点から選ぶ「文化女子大学セレクション」には、トヨタ自動車のレクサス『IS250C』の「カトレアマイカ メタリック(外装)/メローホワイト&シルバリーパール(内装)」が選ばれた。
理事長の馬場彰・オンワードホールディングス名誉顧問は「厳しい環境下で、新しい年ももうひと苦労する年になりそうだが、それに負けることなくオートカラーデザインの社会的意義の向上を目指したい」と挨拶。
自動車業界は低燃費・低価格の「エコカー」が売れ筋だが、今回選ばれた3車種はドライビングの楽しさを伝えてくれるあこがれの高級車というのも興味津々だ。ファッション界も「ユニクロ」現象で低価格の商品に人気が集中しているが、超デフレ脱却のためのデザイナーからのささやかな抵抗のメッセージとも受け止められる。