BMWは13日、『Z4』に最強モデルとして「sドライブ35is」を追加した。動画共有サイトでは、そのPR映像を公開中だ。
新グレードは、「sドライブ35i」の直噴3.0リットル直6ツインターボをパワーアップ。エア吸入系やブーストアップなどのチューニングを施し、最大出力340ps/5800rpm、最大トルク45.9kgm/1400rpmを獲得する。ベース車両に対して、34ps、5.1kgmパワフルだ。
さらに、オーバーブーストモードでは、最大トルクを51kgmまで高めることが可能。7速デュアルクラッチの「スポーツオートマチック」との組み合わせにより、0-100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の卓越したパフォーマンスを発揮する。0-100km/h加速タイムは、ベース車両よりも0.3秒速い計算だ。
高性能でありながら、環境性能はベース車両と同一。欧州複合モード燃費は11.11km/リットル、CO2排出量は210g/kmと、BMWの思想「エフィシエントダイナミクス」をストレートに具現化させた。
sドライブ35isは、「Mスポーツパッケージ」を標準装備。車高が10mmダウンする「アダプティブMサスペンション」、専用チューンのEPS(電動パワーステアリング)、18インチ5本スポークアルミホイール(19インチはオプション)などを採用し、ダイナミックなハンドリングを追求する。内外装にも専用装備が与えられた。
Z4の最強モデルにふさわしい内容を秘めたsドライブ35is。ほとんどMモデルといえるパフォーマンスの一端は、動画共有サイトで見ることができる。