ポルシェ パナメーラ、発売3か月で1万台突破

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パナメーラが累計生産1万台を達成
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ポルシェは14日、『パナメーラ』の累計生産台数が1万台に到達したと発表した。発売からわずか3か月でのスピード記録だ。

新型パナメーラは2009年4月、上海モーターショーでワールドプレミア。ポルシェ初の4ドア、4シーターのグランツーリスモは、『911』『ボクスター/ケイマン』『カイエン』に続く、ポルシェ第4の車種ラインナップとして開発された。ポルシェならではのスポーツ性能を、ハイレベルなラグジュアリー性や快適性とともに実現する。

エンジンは『カイエン』と共通の直噴ガソリン3機種。当初はV8モデルのみで、「パナメーラS」と「パナメーラ4S」は4.8リットルV8(400ps)、「パナメーラターボ」は4.8リットルV8ツインターボ(500ps)を搭載。3.6リットルV6の「パナメーラ」(ベースグレード)は、遅れて投入される。

トランスミッションは7速2ペダルMTの「PDK」(ポルシェ・ドッペル・クップリング)が基本で、パナメーラSには6速MTも設定。PDK車には、ステアリングホイールにパドルシフトが組み込まれる。

駆動方式はパナメーラSがFR、4Sとターボは4WD。0-100km/h加速はSが5.4秒、4Sが5秒、ターボが4.2秒。最高速度はSが283km/h、4Sが282km/h、ターボが303km/hと、ポルシェらしい一級のパフォーマンスを備えている。日本での価格は、1374万-2061万円だ。

新型パナメーラはドイツの9月を皮切りに、全世界でリリースされたが、その累計生産台数が、販売開始から3か月で、早くも1万台をクリア。同車はSUVの『カイエン』とともに、ドイツ・ライプツィヒ工場で生産中。記念すべき1万台目はプラチナシルバーメタリックのパナメーラターボで、シンガポールの顧客に向けて出荷された。

ポルシェによると、パナメーラの人気グレードは4Sで全体の44%。次いでターボが36%、Sが20%を占めるという。ポルシェのミハエル・マハトCEOは、「パナメーラの販売は好調に推移しており、9000台を超えるバックオーダーを抱えている」とコメント。パナメーラの生産台数が、年間2万台レベルになる見込みを示している。

《森脇稔》

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