【GARMIN nuvi1480 インプレ】充実のAV機能とPC連携 ユニークな機能を使いこなす

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  • ワンセグ受信ののインターフェースはこのようになっており、数秒すると全画面表示に切り替わる。その画面をタッチすればまたこの画面に戻る。
  • 文字放送にも対応。それを表示するメニュー画面は薄いテレビ画面に重ねて表示するスタイル。文字は十分読みやすい。
  • ワンセグを視聴したまま走行することもできるし、音声を流したまま地図画面に戻ることも可能。この場合、地図にワンセグのボタンが表示され、これで地図画面とワンセグ画面をワンタッチで切り替えられる。
  • MP3プレーヤーの再生画面。もちろん再生したまま地図画面に戻ることも可能だ。
  • プレイリストを作成、編集することができる。作成の操作は曲の一覧を再生したい順番にタッチしていくだけでよく、操作性は非常にいい。
  • 走行後に燃費レポートを表示したところ。燃費レポートは目的地を設定して走行するとその都度保存されるようだ。
  • エコドライビング機能を使い、その結果を表示したところ。走行中も地図画面に表示されるボタンをタッチすれば見られるほか、そのボタンに総合スコアがリアルタイムで表示される。

最近はPNDといえども多機能化が進んでいて、ワンセグやMP3再生は当たり前だ。本機ももちろんこういったAV機能を搭載。その使い心地を試すとともに、nuviシリーズの特徴であるパソコンとの連携機能についても紹介しよう。

◆ワンセグにMP3…充実したAV機能

本機はワンセグ受信やMP3再生が可能なAV機能を搭載している。また、バックカメラの接続も可能だ。

まずワンセグ機能。視聴に加えて録画もでき、データ放送にも対応。番組の一覧や紹介文を表示可能だ。筆者が使ってみた範囲では感度が非常にいいのが印象的だった。筆者の自宅周辺は外部アンテナを取り付けてもなかなか受信できないほど地デジの電波状態が良くないのだが、ほとんど途切れずに受信できたのだ。画質はとくに補正などかけていないようで、ワンセグなりの画質だ。

特徴と言えるか微妙だが、本機のワンセグ機能は走行中でも再生できる。国産メーカー品だとサイドブレーキに配線をつないだり、GPSで移動を検知するなどして走行中は映像が出ないようになっているのだが、本機にはそのような機能はないのだ。もちろん運転しながらの視聴は言語道断だが、かといって国産のPNDだと同乗者も見れず不便なことがある。

MP3の再生機能も試してみた。漢字を含む日本語のファイルでも曲名が正常に表示されるなど、海外製品とは思えない完成度の高さだ。プレイリストにも対応し、しかもプレイリストを本機で編集したり作成することもでできる。

本体に内蔵されたスピーカーは小さいながらもステレオで、その外観から想像するよりは高音質だ。低音は望むべくもないにしても、それなりにヌケの良い音を聴かせてくれる。もちろんヘッドホン端子もあるしタッチパネルのロック機能もあるので、携帯オーディオとして使うことも可能だ。

ただ、残念なのが外部電源を切ることによる電源OFFをすると、次の電源投入時にMP3再生機能がOFFになってしまうこと。エンジンをかけるたびにMP3再生の操作をしなくてはならず、これではカーオーディオとしては使えない。

◆ナビで燃費もよくなる、かもしれない「エコルート機能」

ナビは車両の移動についてのデータを蓄積することができるので、これを利用すればいろいろと面白いことができる。その一例といえるのが本機の「ecoRoute(エコルート機能)」だ。サンヨーの『ゴリラ』シリーズにも同様の機能があるが、考え方としては同じものといえるだろう。

エコルート機能を使うには、最初にガソリン価格、自分の愛車の平均的な燃費などを入力しておく。あとは普通に走行すれば、後で燃費データを確認することができる。確認できるデータは走行距離、走行時間、平均燃費、燃料価格、そして二酸化炭素排出量。平均燃費はどのように算出しているのか不明だが、速度や加速、減速をモニターしているのだろう。

燃費データを見たからといって急に燃費が良くなるわけではないが、走行した距離、時間、仕様したガソリンの価格が保存されるのは単純にドライブの記録として便利だ。

ほかにエコドライビングという機能もあり、こちらは走行前に機能を有効にしておくと、エコドライブが出来ているか採点してくれるというもの。エコドライブでは急加速、急ブレーキは禁物なので、主に加速と減速の状況から採点される。

《山田正昭》

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