キアは4日、韓国ソウルにおいてデザインカンファレンスを開き、新型サルーンのスケッチを公開した。同社初の最上級サルーンセグメントに進出するモデルといわれている。
当日、登壇したのはキアのチーフデザイナー、ペーター・シュライヤー氏。同氏は2006年7月、フォルクスワーゲングループからキアにヘッドハンティングされた。フォルクスワーゲン時代には、アウディ『TT』のデザインを手がけたことで知られる。
そのシュライヤー氏が披露したのが、新型サルーンのイメージスケッチ。その詳細は未公表だが、BMW『7シリーズ』やアウディ『A8』をライバルに想定した最上級スポーツサルーンになるという。
キアは韓国で新型『K7』(海外名:『カデンツァ』)を発表したばかりだが、新型サルーンはこのK7の上に位置づけられ、車名は『K9』が有力。同じグループのヒュンダイ『ジェネシス』『エクウス』のメカニズムが流用され、エンジンはV8が搭載される見込みだ。
このK9、2011‐12年に投入されるもよう。公開されたイメージスケッチからは、K7(カデンツァ)と同様、キアの最新アイデンティティに従ったフロントマスクを採用しているのが確認できる。
米国や欧州を中心に、シェアを伸ばしているキア。その勢いに乗っての最上級サルーンセグメント進出と思われるが、果たして勝算は!?