日産自動車は9日、豪州ニューサウスウェールズ州政府とゼロ・エミッション車の普及に向けた検討のためのパートナーシップを締結したと発表した。
同州政府と日産は、それぞれの代表者で構成するワーキングチームを発足、同州でゼロ・エミッション車の利用を促進するため、電気自動車用充電施設など、インフラ整備の協力の可能性を検討する。
豪州日産のダン・トンプソンCEOは「ファミリーサイズの電気自動車の開発と生産で自動車業界をリードしており、今回ニューサウスウェールズ州との覚書を調印したことで、2012年にオーストラリアでゼロ・エミッション車を投入することを目指し、州政府と協力、その方策を積極的に模索していく」と述べた。