『207』シリーズのボディタイプは3ドアや5ドア、5ドアワゴン、電動メタルトップを備えたオープンタイプのCC(クーペ・カブリオレ)とバリエーション豊か。
エンジンも1.4リットル、1.6リットル、1.6リットルターボとあり、変速機も4AT、5MT(2ペダル含む)、6MTと各種揃う。価格も「スタイル」の189万円からと、間口の広さはMINI以上と言えるだろう。
中核グレードに搭載される1.6リットルエンジン(自然吸気およびターボ)は、BMWとプジョーが共同開発したもので、現行MINIと基本設計は同じ。ただし乗った印象はMINIとまったく異なり、あくまでフランス車らしく、快適性を重視したものだ。ただ4ATはMINIの6ATに比べて、やや旧態然とした感覚が残る。
フランス車らしいオシャレなセンスは大人の女性にも似合いそうで、ある意味MINIか207かという問題は、英国とフランスのどっちが好きか? ということかも。
写真はベーシックグレードの「スタイル」で、1.4リットルエンジンに2ペダルMTを組み合わせる。189万円というバリュー感ある値付けが魅力のモデルだ。