米国マツダは、2日に開幕したロサンゼルスモーターショーにおいて、『マツダ2』(日本名:『デミオ』)の米国仕様を初公開した。
現行デミオは2007年7月に発表。日本、欧州、オーストラリアなど世界各市場へ投入された。デビューから3年間の世界累計販売台数は、37万台に到達。2008年3月のニューヨークモーターショーでは、「ワールドカーオブザイヤー」に選出されるなど、その評価は高い。
米国でのマツダの入門車の役割は、長年『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)が担ってきた。しかし、顧客の小型車シフトが強まっていることから、マツダはアクセラの下に位置するエントリーモデルとして、デミオの米国発売を決断した。
米国仕様のボディサイズは全長3950×全幅1695×全高1475mm、ホイールベース2490mm。日本仕様と比較すると、全長は55 - 65mm長い。これは大型バンパーを装着しているためだ。タイヤサイズは185/55R15だ。
エンジンに関しては、1.5リットル直4としか公表されていない。日本仕様と共通の「ZY‐VE型」なら、最大出力は113ps/6000rpm、最大トルクは14.2kgm/4000rpmとなる。トランスミッションは5速MTと4速ATを用意する。
マツダ2は、米国では2010年晩夏に販売がスタート。現地ではトヨタ『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)やホンダ『フィット』などと競合する。両車の最近のセールスは失速ぎみなだけに、マツダ2の販売状況が注目される。