NEXCO東日本が、お盆時期(2009年8月6 - 16日の11日間)に、高速道路での渋滞原因に応じ、実施した渋滞緩和対策について、その効果を発表した。
NEXCO東日本は、きめ細かな渋滞予測情報の提供や、サグ部(下り坂と上り坂との間の凹部分)など渋滞が予測されるところで「LED表示板による速度回復情報提供」による渋滞緩和対策を推進し、一定の渋滞緩和効果を得ることができたと評価している。
ただ、昨年のお盆時期と比較すると、主な区間23か所の日平均断面交通量は約20%増加(09年:4万5800台/日、08年:3万8100台/日)、それに伴い10km以上の渋滞の回数は約2倍(09年:166回、08年:83回)、渋滞量は約2.6倍(09年:12万1885km・hr、08年:5048km・hr)とそれぞれ増加した。
09年は通行料金の休日特別割引の実施や、ガソリン価格が安価だったことがあった。08年には休日特別割引はなく、ガソリンも急騰した時期だったので、単純に比較できない。
なお日平均断面交通量は、ETC車以外も含む全車種合計の断面交通量で、トラフィックカウンター(道路に備え付けられている交通量の自動計測装置)による概数値である。