日野自動車は26日、路線バス『ブルーリボンII』の制動装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2006年3月22日 - 12月25日に製作された362台。
ブレーキ配管の洗浄が不適切なため、ブレーキ液に混入した異物により、倍力装置(エアマスター)からブレーキ液が漏れ、坂道発進補助装置とABSモジュレータのゴム部品が侵され、ブレーキが解除できなくなるおそれがある。
全車両、エアマスターの交換履歴を確認し、交換されていない車両についてはエアマスター、HSAバルブ、ABSモジュレータを点検し、ブレーキ液が漏れているものは、新品と交換するとともに、エア配管を洗浄する。
不具合発生はなく、他社からの情報でわかった。事故は起きていない。