三菱ふそうトラック・バスは、ロシアで小型トラックを現地生産することを正式に決定した。ロシア商用車最大手のカマズ社と合弁会社であるふそうカマズ・トラックロシアを設立する。
新会社は、三菱ふそうの親会社であるダイムラー社とカマズ社が折半出資し、投資額はそれぞれ410万ユーロ(約5億4900万円)となる。CEO(最高経営責任者)、販売マーケティング責任者はカマズ社から選任し、CFO(最高財務責任者)、生産責任者は、三菱ふそうから選任する。
新会社は小型トラック『キャンター』を2010年第1四半期から生産する。今後、部品・コンポーネント類の現地調達化を進めていく予定。
現在ロシア国内では三菱ふそうブランドの中古車が約1万1000台走行しており、三菱ふそうの市場でのブランド認知度は高い。現地生産するとともに、販売体制も強化してロシア市場でシェアアップを図る。