アウディは28日、中国における09年の新車販売台数が27日の時点で11万8196台となり、昨年の台数を超えたことを明らかにした。アウディは中国に進出して21年になるが、過去最高の販売実績だ。
11万8196台の販売台数は、前年同月比でいうと22%もの高い伸び率。好調の要因は、現地合弁企業の一汽大衆(フォルクスワーゲン)長春工場で生産する中国専用の2モデルにある。
27日の時点で、『A4L』が前年同期比62%増の2万8269台、『A6L』が16.6%増の8万0308台を販売。中国ユーザーの嗜好に合わせたロングホイールベース車が、セールスの牽引役を果たした。
アウディは間もなく、長春工場においてSUV『Q5』の生産を開始し、中国市場へ投入。商品ラインナップの強化に取り組む。アウディのマーケティング&セールス担当取締役、ペーター・シュヴァルツェンバウアー氏は、「中国での2009年の販売台数は、13万台を超えると予想される」と語っている。