【BMW Z4 新型】大人びた印象に変身

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BMW Z4
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ライバルの一つであるアウディ『TT』とは対照的に、「ロングノーズ」で個性を打ち出す新型『Z4』だが、いずれも初代に比べて2代目はかなり大人びた印象に。スタイリングは断然よくなったと言っていいだろう。

TTにしてもポルシェ『ボクスター』にしても、あるいは日産『フェアレディZ ロードスター』にしても、直接のライバル車は皆ソフトトップを採用しているが、Z4の電動メタルトップの方が遮音性や耐候性はより高いし、日本のような気候で乗るにはソフトトップよりベターなものだ。そして何よりZ4の場合、閉じたときのスタイリングがオープンに増して美しい。

試乗したのはエントリーグレードの「23i」だったが、204psの2.5リッター直6エンジンは公道で回して楽しむにはちょうどいいパワー感で、日常的な速度で心地よい。さらに走りは3つのモードから選べるわけだが、その味付けも絶妙だ。「ノーマル」は走りを意識しないで街乗りするのにちょうどよく、燃費も良さそう。「スポーツ」にすれば走りを楽しむ気分を嫌がおうにも盛り上げてくれるが、かといって過剰ではないあたりがうまい。さらにDSC の介入を制限する「スポーツ+」という楽しみも残されている。

Z4にはFRらしい挙動と共に、充実した走りの実感がある。そこにスポーツカーの楽しみを見いだす人にとっては、これに勝るクルマはないだろう。また電動ハードトップに加えて、ダッシュボード最上段のワイドモニターと最新型iDriveコントローラーからなるナビを備えるなど、実用性が高い点もこのクルマのいいところだ。

《水野誠志朗@DAYS》

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