三菱自動車の益子修社長は10月27日、オランダ大使館で来日中のオランダのバルケネンデ首相と会談し、同国での電気自動車(EV)普及プログラムに協力することで合意した。
オランダ政府は、6月からEVの実証試験やデモンストレーション・プロジェクトに対しインセンティブを与える助成プログラムを開始、持続可能な輸送手段のひとつとしてEVの普及に取り組んでいる。オランダ政府は官民合同のタスクフォースである「E-Team」を発足させる予定で、現在、電気自動車の唯一の量産メーカーである三菱自に対しEV普及プログラムへの協力を要請してきた。
三菱自動車は既にモナコ政府、アイスランド政府、香港政府とEV普及のための協力に関する覚書を締結しており、オランダでも政府と協力してEVが普及するための取り組みに協力する。
三菱自動車は、在日オランダ大使館に電気自動車『i-MiEV』(アイ・ミーブ)を9月下旬に在日大使館として初の納車を行っている。