【新聞ウォッチ】お手頃価格の マークX 新型、クルマも「ユニクロ化」

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年10月20日付

●ホンダ国内生産縮小へ、経費3割減取引先に要請(読売・2面)

●オートバイ専用の駐車場、都心で設置広がる(読売・19面)

●高速割引波立つ交通網、トラック狙い港間競争(朝日・2面)

●新型車値下げの波、「インサイト」口火「マークX」追随、業績回復「最後の手」(朝日・9面)

●電気自動車電池共同で再利用へ、日産と住友商事(朝日・9面)

●バトン年間王者、新チーム1年、頂点(朝日・15面)

●日本が変わる:「経団連の役割は終わった」(毎日・1面)

●日立 HV用電池量産へ、来年末から、月産30万個(毎日・7面)

●トヨタ社長、新車補助「続けて」(毎日・7面)

●JALホテルズ一部売却へ(産経・11面)

●日経地球環境技術賞、三洋電機など受賞(日経・1面)

●ロシア最大手と車台を共有化へ、日産・ルノー提携を強化(日経・11面)

●先読みビジネス天気:自動車、「刺激策」頼み、本格回復遠く(日経・13面)


ひとくちコメント

トヨタ自動車が約5年ぶりに全面改良した新型『マークX』。きょうの各紙にも新車発表の記事としては異例の大きさで取り上げているが、そのキーワードはすべて豊田章男社長が会見で語った「238万円という価格が、必ず市場を動かしてくれる」という「お手頃価格」。

朝日は「抜群の価格の安定性を保ってきた新型車に、値下げの波が押し寄せてきた」という書き出しで「最も安いタイプの価格を旧モデルより10万円ほど引き下げた」と報じた。毎日、東京も見出しに「10万円値下げ」を打ち、「お買い得感」を強調。

産経は「新型プリウスで最低価格を引き下げて新規需要を引き起こした成功例もある」としながら「新車価格の引き下げによって、需要の取り込みを狙っている」と紹介している。日経は「上級車も価格下げ」として「利幅は薄くなる」と指摘。朝日も「冷え込んだ自動車市場を盛り上げようと『最後の手段』に打って出た形だが、業界では価格競争の激化を警戒する声が出ている」と警鐘を鳴らす。

このうち、読売だけは「値下げ」に触れていないが、別の記事として「ホンダが主要取引の部品メーカーに対し、国内工場での人件費や生産設備の維持費など固定費を約3割削減するよう要請した」と伝えた。急激な円高などを背景に生産の海外シフトを強める意向のようだ。

国内メーカーが生き残るためには「価格破壊」と「海外生産」がポイントになりそうだが、ニッポンのものづくりの代表格であるクルマまで「ユニクロ化」していくのは残念でならない。
《福田俊之》

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