日本空港ビルデングは、10月から「羽田空港旅客ターミナル地区・沿線におけるICT地域経済活性化事業(ユビキタス特区事業)」での「エリア限定型ワンセグおよびマルチメディア放送技術」の実証実験を羽田空港で開始する。
空港や駅を利用する旅行者を対象に、エリア限定型ワンセグ放送技術による特定狭域エリアに向けた限定情報配信機能、その利用技術、エリア限定型マルチセグメント放送技術による同一場所への異なる言語などでの複数情報同時提供機能とその利用技術を開発するのが狙い。
また、利用者が個別に選択・視聴しているコンテンツ利用履歴管理システムを開発し、空港以外の場所に移動しても携帯電話やWiFiなどのインターネット回線からのアクセスにより継続して利用可能とするサービスモデルを開発して実証する。
空港や駅の利用者が求めるサービスや端末機器のユーザーインタフェースのあり方についても実験参加者へのアンケートなどを通じて検証する。
実証試験は羽田空港で10月から2010年3月まで実施する。