VW ゴルフ トゥーラン、天然ガス仕様車が進化…最大航続距離は520km

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トゥーラン TSI
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フォルクスワーゲンは10月5日、欧州仕様の『トゥーラン』(日本名:『ゴルフトゥーラン』)の「TSIエコフューエル」グレードに改良を施した。天然ガスとガソリンの2種類の燃料で走行できるグレードが、さらに実用性を高めている。

トゥーランTSIエコフューエルは、直噴1.4リットル直4ターボ&スーパーチャージャーの「TSI」(150ps、22.4kgm)をベースに、天然ガスとガソリンの両燃料に対応させたモデル。今回の改良では、天然ガスタンク容量の拡大や燃費性能のアップが図られた。

天然ガスのタンク容量拡大の恩恵で、最大航続距離は520kmを実現。これに11リットル分のガソリンタンクを合わせれば、最大670kmが走行できる。3列シートの7名乗りバージョンではタンク容量が小さくなるため、ガソリンを合わせた最大航続距離は520kmとなるが、実用性には問題ないレベルだ。

トランスミッションは7速DSGで、CO2排出量は126g/kmと高水準。フォルクワーゲンの試算によると、天然ガス価格が現在の水準で推移すれば、100km走行当たりのコストは4.5ユーロ(約400円)で済むという。

TSIエコフューエルのドイツでの価格は、2万7450ユーロ(約245万円)から。フォルクスワーゲンは『ゴルフプラス』のLPG(液化石油ガス)仕様車、「バイフューエル」とともに、拡販を狙っている。

《森脇稔》

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