東風ホンダ、四川大地震の被災地で小学校を開校

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ホンダは、中国での四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)が、関連会社と協力し、2008年5月の大地震の被害にあった四川省の茂県に新しく小学校を開校したと発表した。

これまで、この地域には別の小学校があったが、四川大地震で校舎が大きな被害を受け、1200人の児童が日常の学習もままならない状況が続いていた。東風ホンダは茂県教育局の要請を受け、こうした状況を根本的に解決するため、立地から見直した新しい小学校「東風本田励志小学校」を建設した。

東風本田励志小学校は、敷地面積1万5000平方m、延床面積4300平方mで、24クラス、1200人の児童が収容可能。校舎は烈度9(中国での地震強度指標)まで耐えられる構造で、環境にやさしい建築材、省エネに配慮した設備など、最新の環境対応を施した。工事は東風ホンダの厳しい品質管理の下で行われた。教室や各種教育設備、運動場を含む建設費の総額は920万元(1億3800万円)で、東風ホンダが関連のディーラー、部品メーカー、東風設計建設とともに出資した。

校舎は昨年完成し、仮授業を行っていたが、9月1日正式に開校した。開校式では、東風ホンダの倉石誠司総経理が「これからは、明るい未来に向かい、希望に燃えて勉学に励んでください」と挨拶した。

東風ホンダは今後、新たに基金を設立し、恵まれない家庭環境の子どもの学資補助も行う予定。東風ホンダは、これまで続けてきた環境保護活動に加え、中国の子ども達の健全な育成に貢献することで社会から存在を期待される企業を目指す。

《レスポンス編集部》

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