ランボルギーニ 限定車…伝説的テストドライバーの想い

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ランボルギーニは7月30日、『ガヤルド』の限定車、「LP550-2 Valentino Balboni」(バレンティーノ・バルボーニ)のPRビデオを、動画共有サイトで公開した。

バレンティーノ・バルボーニ氏は1967年、ランボルギーニへ入社。エンジニアとしての才能や高いドライビング技術を創業者のフェルッチオ・ランボルギーニ氏に見出され、1973年、テストドライバーに起用される。その後、バルボーニ氏はすべてのランボルギーニ車の開発に携わり、その類稀なる感性が数多くの名車を生んできた。

しかし、そんなバルボーニ氏も40年以上に渡るランボルギーニ社でのキャリアに終止符を打ち、定年退職を迎える。ガヤルドの限定車、LP550-2 バレンティーノ・バルボーニは、同氏の偉大な功績に敬意を表して設定されたモデル。単に特別装備を奢っただけでなく、バルボーニ氏の走りへのこだわりが随所に貫かれている。

ベース車は「ガヤルドLP560-4」だが、その最大の違いは駆動方式。フルタイム4WDは後輪駆動に変更された。これは軽量化とハンドリングの自在度を引き上げるのが目的。そのチューニングには、バルボーニ氏のノウハウが如何なく発揮された。

トランスミッションは、リアアクスル直前に置くトランスアクスルレイアウトを採用し、リアアクスルのLSDも新開発。さらに、ダンパー&スプリング、スタビライザー、タイヤなど、あらゆる面のチューニングが見直された。ESPも専用チューンで、標準モードはスタビリティ重視、「コルサ」モードではドリフトなど自由自在のコントロールが楽しめる仕様とした。

エンジンは5.2リットルV10だが、ガヤルドLP560‐4よりも10psデチューンされ、最大出力は550ps。それでも2WD化によって、車両重量が120kg軽い1380kgとなった効果もあり、0-100km/h加速3.9秒、最高速320km/hと、LP560-4に迫る卓越したパフォーマンスを実現する。トランスミッションは6速MTが標準で、6速2ペダルMTの「eギア」はオプション。カーボンセラミックブレーキも設定される。

ボディカラーは8色が用意されるが、限定車らしくボディ中央にはホワイト&ゴールドのストライプを採用。これは1970年代のスポーツカーがモチーフだ。インテリアには、ブラックを基調にホワイトのストライプを入れた専用レザーシートを装備。センターコンソールはポーラホワイトのレザー仕上げで、運転席側ドアトリムには、バルボーニ氏のサインとシリアルナンバーが添えられた。

LP550-2 バレンティーノ・バルボーニは、限定250台が生産され、欧州や米国、日本で販売される。日本での価格は2640万円から。バルボーニ氏の熱いメッセージが込められたPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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