日産自動車は2日、横浜市に建設していた新グローバル本社の完工披露を行うとともに、2010年度後半に発売する電気自動車(EV)を初公開し、ネーミングも発表した。
車名は『リーフ』。大気を浄化する「葉」で先端的な環境技術を示した。本社屋の披露式典ではカルロス・ゴーン社長が神奈川県出身の小泉純一郎元首相や松沢成文神奈川県知事らとリーフに同乗してステージに登場した。
ゴーン社長は「リーフはファミリーハッチバックとして開発した。ゼロエミッション時代を切り開く第1号であり、環境に対し究極のソリューションになる」とアピールした。
また「魅力的な価格や維持費を提供する」とし、「バッテリー(2次電池)を除く価格は、同クラスのガソリン車と同等を目指す」と述べた。販売価格は2010年末に発表する予定。
リーフは来年秋から追浜工場(横須賀市)で生産を開始する。当初は年5万台の規模で生産し、日本、米国、欧州で販売する計画。