自動車メーカー各社が28日発表した今年1 - 6月の生産・販売実績によると、1 - 3月期に大幅減産を強いられた国内生産はトヨタ自動車など大手3社の合計が前年同期比でほぼ半減という大幅な落ち込みとなった。
各社が発表した今年上期の国内生産は、トヨタ(ダイハツ工業、日野自動車除く)が前年同期比49.0%減の110万1021台、日産自動車が51.7%減の34万4891台にとどまった。トヨタの半期110万台というレベルは、1975(昭和50)年当時までさかのぼる。
ハイブリッド車『インサイト』の投入などで国内販売の落ち込みが比較的少なかったホンダも国内生産は37.1%減の37万6363台と低調。これら大手3社の合計では47%の落ち込みになった。
国内販売の不振もさることながら、海外の在庫調整などに伴う輸出の落ち込みが大きく、国内生産を直撃した。上期の輸出はトヨタと日産が59%、ホンダは55%のマイナスとなった。