アウディ A5スポーツバック…美しい走行シーン

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アウディは16日、新型車『A5スポーツバック』を発表した。動画共有サイトでは、その走行シーンを収めたPR映像が公開されている。

新型は『A4』や「A5」のシャシーを基本に開発。A5シリーズとしては、クーペ、カブリオレに続く第3のモデルとなり、A5スポーツバックでは、5ドアクーペという新ジャンルが提案された。

アウディは開発にあたり、クーペのエレガントさ、セダンの快適性、アバントの機能性を1台で表現することを重視。伸びやかなルーフラインは美しいクーペそのものといえるし、大型のリアゲートは使い勝手の高いデザインだ。ゲートを開けると、『A4アバント』とほぼ同じ480リットル(VDA計測法)の荷室が出現。リアシートを倒すと、容量は980リットルへ拡大する。

A5スポーツバックはダイナミックさを強調するため、全高をA4セダンよりも36mm低い1391mmに設定。さらにA4セダン比で、フロントオーバーハングは6mm短縮し、リアオーバーハングは12mm伸ばした。2810mmのホイールベースはA4とほぼ同一で、室内空間は大人4名がくつろげる広さを実現。アウディによると、後席は頭上と足元の両方に、たっぷりとした余裕を持たせたという。

ボディサイズは全長4711×全幅1854×全高1391mm、ホイールベース2810mm。A4セダン(全長4703×全幅1826×全高1427mm、ホイールベース2808mm)と比較すると、8mm長く、28mmワイド、36mm低い。ホイールベースは2mm長くなっている。

ガソリンエンジンは、すべて直噴の3ユニット。2.0リットル直4「TFSI」が最大出力180psと211ps、3.2リットルV6が最大出力265ps。バルブリフトシステムやブレーキエネルギー回生システム、アイドリングストップ(2.0リットル)を採用し、パワーと燃費を両立する。排出ガス性能は、ユーロ5基準を満たしている。

「アウディドライブセレクト」も用意。3モードが選択でき、アクセルレスポンス、7速「Sトロニック」やCVT「マルチトロニック」のシフトタイミング、パワーステアリングの特性などが可変する。また、新開発のESPはフロントアクスルに電子制御デフロックを組み込んで、走行安定性を高めている。

新型A5スポーツバックは、9月に欧州で販売がスタート。ドイツでの価格は、3万6050ユーロ(約480万円)からだ。美しい走行シーンを収めたPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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