米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は16日、「2009年米国自動車商品魅力度調査」の結果を公表した。ブランド別の満足度ランキングでは、ポルシェが5年連続の1位に君臨している。今年で13回目の調査は、新車購入から90日が経過した時点で、顧客に愛車の魅力について質問。質問項目は、性能、デザイン、装備など10カテゴリーの90項目以上に及ぶ。調査は2009年モデルの新車を購入した顧客が対象。今年2‐5月にアンケート方式で行い、8万0900人以上から回答を得た。調査は1000点満点で、ポイントの多い順にランキング。ブランド別の結果は以下の通り。1. ポルシェ(869点)2. ジャガー(859点)3. キャデラック(852点)4. アウディ(846点)5. BMW(844点)6. メルセデスベンツ(841点)7. レクサス(837点)8. インフィニティ(828点)9. ランドローバー(822点)10. リンカーン(820点)11. アキュラ(818点)12. MINI(817点)13. フォルクスワーゲン(807点)14. ビュイック(801点)15. ボルボ(793点)16. フォード(785点)17. ダッジ/GMC(784点)18. サターン(779点)19. ホンダ/マツダ(778点)20. ハマー(773点)21. サイオン(772点)22. ポンテアック(769点)23. 日産(768点)24. 三菱/スマート(767点)25. シボレー(764点)26. ヒュンダイ/マーキュリー(763点)27. クライスラー(757点)28. トヨタ(756点)29. サーブ(754点)30. キア(748点)31. スバル(738点)32. ジープ(727点)33. スズキ(715点)ポルシェは5年連続の第1位。前回調査の854点よりもスコアを15ポイント上積みし、869点を獲得した。カテゴリー別では、ミッドサイズプレミアムMAV部門でポルシェ『カイエン』が1位となっており、高い魅力度を証明している。ジャガーの2位は前回と同じ。アウディは前回7位から4位へ上昇。サーブは前回13位から29位へ、ハマーは前回15位から20位へ、大きく順位を落としている。また、業界平均は779点と前回の770点から9ポイント上昇。今年は18位のサターンから上のブランドが、この平均値をクリアしたことになる。JDパワーのデビッド・サージェント副社長は、「多くの自動車メーカーが高い魅力度を備えた新車を開発している。高い魅力と品質を持つモデルこそが、ブランドロイヤリティ向上と販売増に結びつく」と分析している。