超貴重なフェラーリ、ペブルビーチに集結

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超貴重なフェラーリ、ペブルビーチに集結
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8月16日、米国カリフォルニア州で開幕する「ペブルビーチコンクールデレガンス」に、歴史的価値の非常に高いフェラーリが出品されることが明らかになった。

ひとつは1949年に登場した『166MMツーリングバルケッタ』。クーペの「166MM」をベースにカロッツェリアのツーリングがオープンボディを架装したモデルで、25台のみが生産された。

同車は1995ccのV12ユニットを搭載。車名の由来となったミッレミリアを1949年に制したのをはじめ、同年のルマン24時間レースでも栄冠を勝ち取った。フェラーリのトップスポーツカーとしての地位を、確かなものにした1台といわれる。全生産台数25台のうちの10台が、今年のペブルビーチに展示される。

もうひとつは、1959年式「TR59」。TRとはテスタロッサを意味し、TR59はレーシングフェラーリの歴史に名を刻む1台だ。チューブラーシャシーにピニンファリーナが手がけた美しいボディの組み合わせ。ディスクブレーキやコイルバルブスプリングといった、当時としては画期的な技術も搭載された。

TR59は1959年のセブリングでの勝利を皮切りに、1960年のルマンで優勝。その後、フェラーリは1965年まで、ルマンで6連覇という偉業を成し遂げた。TR59はわずか5台が生産されたが、現存する4台すべてが、ペブルビーチで披露される。

世界中から数々のクラシックカーが集まるペブルビーチコンクールデレガンス。フェラーリの2モデルが、高い注目を浴びるのは間違いない。

《森脇稔》

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