北米三菱は11日、全米最大の三菱車イベント「三菱オーナーズデイ」において、「ランサーエボリューション・エクスペリエンス」を開催すると発表した。
今年の三菱オーナーズデイには、全米から1500人以上の三菱車オーナーが参加。『ランサーエボリューション』をはじめ、『エクリプス』『3000GT』(日本名:『GTO』)などの三菱スポーツが集結した。
会場で発表された「ランサーエボリューション・エクスペリエンス」は、最新の『ランサーエボリューションX』を使用し、サーキットでその性能をフルに引き出す技術を伝授するドライビング講座。運営は「ジムラッセルレーシングドライバーズスクール」が担当する。
同スクールは1957年、レーシングドライバーのジム・ラッセル氏が英国に設立。講師にはアンソニー・レイド氏らを迎え、ドニントンパークで実践教育を行い、数々のF1ドライバーを輩出した。1990年代末にスクールは閉鎖されたが、そのスピリットを受け継ぐ米国分校が、現在でもドライビングスクールを開校している。
ランサーエボリューション・エクスペリエンスの第1回目は、カリフォルニア州ソノマの「インフィニオンレースウェイ」で開催。ローラ製シャシーにランエボの「4G63型」2.0リットル直4ターボを載せたF3マシン、「FJR-50」もデモ走行する予定だ。
ジムラッセルレーシングドライバーズスクールのチップ・パンコウ社長は、「4G63型を積むFJR-50でランエボのエンジンの耐久性は実証済み。ランエボのドライビングスクール開催で、三菱のスポーツイメージ向上に貢献したい」と意気込みを語っている。