メルセデスベンツ A/B クラス…ドイツを中心に販売好調

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ダイムラーは26日、現行メルセデスベンツ『Aクラス』と『Bクラス』の累計生産台数が、それぞれ75万台と50万台に到達したことを明らかにした。販売好調を受けて、ドイツのラシュタット工場では、9月まで増産体制を敷く。

初代Aクラスは1997年に登場。2代目は2004年に発売された。Bクラスは2005年デビューである。両車合計の世界累計セールスは235万台を突破しており、とくに地元、ドイツでの人気が高い。

ドイツにおける5月のAクラスの販売台数は、前年同月比54%増の5300台、Bクラスは27%増の3900台。1月から導入されたスクラップインセンティブの効果もあり、両車は販売を伸ばしている。

また、5月の両車の世界販売は約1万8900台で、ほぼ前年並み。ドイツに次いで、イタリア、フランス、英国での人気が高く、欧州以外では日本が最大のマーケットになるという。

販売好調を受けて、ドイツのラシュタット工場では、7 ‐ 9月期に3シフト制や土曜出勤を導入。1日1000台のフル生産体制を敷く。

記念すべき75万台目のAクラスは、ロータスブルーの「A180CDI」で、ドイツ・ハノーバーの顧客がオーダー。50万台目のBクラスは、ホライゾンブルーの「B180NGT」で、英国の顧客が注文した。両車は7月、引渡しが行われる。

B180NGTは、天然ガスとガソリンの両燃料に対応。天然ガス使用時は、欧州複合モード燃費13.7km/リットルだが、CO2排出量は49g/kmという驚異的な環境性能を実現する。

ダイムラーはBクラスベースの燃料電池車を年内に少量生産する方針。また、今年初めには中国にBクラスを投入したこともあり、さらなる販売増を見込む。

ダイムラーのメルセデスベンツ販売担当取締役、Klaus Maier氏は、「A/Bクラスは、プレミアムコンパクトセグメントの人気ナンバーワンモデル」と自信を見せている。

《森脇稔》

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