米国政府、ビッグ3からエコカー購入…受注競争はフォード有利

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米国政府、ビッグ3からエコカー購入…受注競争はフォード有利
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米国の国有財産を管理するGSA(ゼネラル・サービス・アドミニストレーション=共通役務庁)は、政府公用車の代替車として、エコカー中心に1万7205台を、米国ビッグ3へ発注したことを明らかにした。

オバマ大統領は4月、米国の政府関係車両を6月までに環境に優しいモデルに切り替えるプランを公表。総額7870億ドル(約77兆2362億円)の景気対策予算の中から、2億8700万ドル(約282億円)を支出し、公用車を購入するとしていた。

オバマ大統領の政策は、事実上、販売不振に陥っている米ビッグ3を支援するもの。そのため、公用車の発注先には日本や欧州メーカーは含まれず、GM、フォードモーター、クライスラーグループの3社のみに絞られていた。

GSAの発表によると、1万7205台の新公用車の内訳は、クライスラーが2933台/受注額5300万ドル(約52億3000万円)、GMが6348台/受注額1億0500万ドル(103億1000万円)、フォードが7924台/受注額1億2900万ドル(約126億6000万円)。フォードが台数、受注額ともに最高となった。

これは、フォードが環境対応車の市販において、他の2社をリードしているという事情がある。GSAは詳細な車種名を公表していないが、フォードの場合、おそらく『フュージョン・ハイブリッド』や『エスケープ・ハイブリッド』が中心になる見込みだ。

また、フォードは経営破たんしたGMやクライスラーよりも、米国政府からの公的支援が少なく、比較的健全な経営を維持している。だからフォードから多く車両を購入したという事情もありそうだ。それとも、個人的にエスケープ・ハイブリッドを所有しているオバマ大統領の肝煎り!?

《森脇稔》

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