新日本石油は、ガソリンスタンドとして運営していた岡山市南区藤田の「Dr.Drive藤田SS」の敷地内の土壌・地下水の汚染状況を自主調査したところ、地下水について岡山県条例が定める基準値を上回るベンゼンが検出されたと9日発表した。
藤田SSは昨年9月に閉鎖した。敷地内の地下水12か所で自主調査を実施した結果、3か所で基準値を超えるベンゼンが検出された。測定値は最大で基準値の37倍だった。
同社では、岡山市へ報告・相談し、行政の指導を踏まえ、岡山県環境への負荷の低減に関する条例に基づいて「土壌又は地下水の汚染に係る届出書」を岡山市に提出した。
今後、行政の指導を受けながら確実に浄化作業を実施する、としている。