フォルクスワーゲンは、ドイツで『カリフォルニア』の限定車「ブラックエディション」を発表した。夏のバカンスシーズンに向けた豪華なキャンピングカーだ。
カリフォルニアは商用車ベースのミニバン、『キャラベル』をキャンピングカーに仕立てたモデル。ボディサイズは全長4890×全幅1904×全高1990mm、ホイールベース3000mm。その大型ボディを生かしたワイドな室内には、ガスコンロ、シンク、冷蔵庫、食器棚などが装備される。また、シートはフルフラットになり、ベッドに変身する。
カリフォルニアのハイライトといえそうなのが、ポップアップルーフ。日本では、マツダ『ボンゴフレンディ』(1995 - 2005年)の「オートフリートップ」が有名だが、カリフォルニアも電動式ポップアップルーフを採用。もうひとつの就寝スペースを確保している。
ブラックエディションは、カリフォルニアを豪華仕様とした限定車。ボディカラーはブラックで、18インチのアルミホイールもブラックで統一された。テールレンズはダーク化され、バイキセノンヘッドランプも装着される。
室内は、レザー&アルカンターラシートを標準装備。ナビゲーションシステム、リアビューカメラ付き駐車アシストシステム、3ゾーンオートエアコンも採用された。
ブラックエディションは、ドイツでの価格が7万7736ユーロ(約1050万円)から。エンジンは2.5リットル直5ディーゼルターボ「TDI」(130ps、34.7kgm)など数機種が用意される。富裕層に向けたエクスクルーシブなキャンピングカーの誕生だ。