【クラリオン09夏】タクシープローブによる渋滞情報をケータイ経由で取得

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クラリオン09モデルでは、HDDモデルの『クラスヴィア NX809』と、SSDモデルの『スムーナビ NX609』でBluetooth対応の携帯電話機と接続することで、日立製作所が運営する「交通情報提供サービス」から渋滞情報の提供を受けることができる。

日立の「交通情報提供サービス」は、日本交通などの大手タクシー会社の車両を“プローブ”として集めた道路の現況情報とVICS情報、そして独自のアルゴリズムを加味して算出した渋滞状況の情報を通信経由で提供している。システム自体は2007年から法人向けに販売されているものだ。

プローブ情報がプラスされたことにより、VICS対象外の道路(主要道と主要道を結ぶ道)でも現況情報を持っている場合には、地図上に破線で渋滞状況が表示されるようになった。情報が提供される道路は渋滞回避を目的とした動的リルートの対象にもなっている。

興味深いのは“推定補完”という日立独自のアルゴリズム。これはVICSやプローブの対象外道路であっても、「周囲にある“情報を有する道路”の現況から混雑状況を推定し、欠損している部分を補完する」というもの。これによって主要道路の80%以上をカバーする。

プローブとなる車両(…を所有するタクシー会社)は東京が中心であるため、クラリオン向けに提供される情報も現時点では東京23区のみとなる。クラリオンナビからも情報はアップロードされるが、地方への拡大は今後の売れ行き(ナビ、日立側システムともに)に左右されるようだ。

情報はBluetooth対応電話からダイヤルアップで接続されるため、パケット定額制の対象外になることも注意が必要だ。auの場合は通信料の他、月額の接続料が別途必要となる。

《石田真一》

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